「Facebook広告をしばらく運用する予定がないから、一時的にアカウントを停止したい。」
「何かしらが原因で、Facebook広告アカウントが停止されてしまった。」
本記事をご覧の皆様は、このような点でお困りなのではないでしょうか?
Facebook広告は、ガイドラインや規則が一定の基準で定められており、運用する中で停止されてしまうこともあります。
また、広告アカウントを個人的に停止したい場合でも、管理画面から簡単に停止することが出来ます。
本記事では、Facebookアカウント広告を停止する方法、そして運営によってアカウントが停止されてしまう原因についてもご紹介します。
目次
Facebook広告の停止には、いくつかの種類がある
まず初めに、「Facebook広告の停止」にはいくつかの定義があります。
一つ目は、単に「Facebookで配信している広告を一時的に停止する」という意味。
そしてもう一つは、「Facebook広告アカウント自体を停止する」という意味です。
とは言え、配信している広告を停止するにせよ、アカウント自体を停止するにせよ、難しい作業はありません。
配信している広告を停止する
配信している広告を停止する方法は非常にシンプルで、具体的には以下の手順で停止することが出来ます。
- Facebook広告マネージャを開く
- 左のサイドバーから「キャンペーン」を選択する
- 「キャンペーン」/「広告セット」/「広告」いずれかのタブの「オン/オフ」を切り替える
Facebook上で配信されている広告を管理する画面では、複数の広告や広告セットが「キャンペーン」と呼ばれるくくりの中に入っています。
また、「広告セット」の中には複数の「広告」を追加することができるため、構造的には以下のような形になっています。
つまり、単体の広告を停止するには「広告」単位で「オン/オフ」を切り替え、全体の広告を停止する場合にはキャンペーン規模で「オン/オフ」を切り替える必要があります。
Facebook広告アカウントを停止する
次に、Facebook広告アカウントを停止する方法についてご紹介します。
アカウント自体を停止する場合も簡単で、以下のステップで停止することが出来ます。
- Facebook広告マネージャを開く
- 左のサイドバーから「広告アカウント設定」を選択する
- 「ビジネス支払い管理」から、「広告アカウントを閉鎖」を選択する
- 複数の項目から閉鎖理由を選択し、再度「広告アカウントを閉鎖」をクリックする
広告アカウントを停止した場合、そのタイミングで「オン設定」になっている全てのキャンペーンが停止され、その後広告を作成することは出来なくなります。
また、アカウントに未払い残高が残っている場合や閉鎖権限を持っていない場合は、広告アカウントを閉鎖することが出来ないので、注意が必要です。
※ アカウントを停止しても同じアカウントを再度利用することは出来ます。
Facebook広告アカウントが運営によって停止されてしまう場合
次に、Facebookアカウントが停止されてしまうケースについてご紹介します。
冒頭でも前述しましたが、Facebook広告プラットフォームでは広告配信におけるルールや規則が定められており、それらを守らなければ広告が停止されてしまうケースがあります。
本項目では、Facebook広告の運営に広告アカウントが停止されてしまう場合について、いくつかのケースに分けて解説します。
また、これからご紹介する内容は、広告自体の停止にも当然繋がってしまうので、それらを踏まえた上で理解しておくことをオススメします。
1, 繰り返しのポリシー違反
Facebook広告ポリシーに対する反復的な違反は、アカウントの一時停止を招く可能性があります。
初回の違反で広告アカウントが停止されることはありませんが、短期間で多くの違反があると、アカウント自体の停止のリスクが高まります。
また、広告単位では初回の違反から配信が停止される場合があるので、実際に広告を運用する前にポリシー内容を確認しておくことが大切です。
2, 不適切なランディングページが広告と紐づいている場合
配信する広告に不適切なランディングページ(以下LP)が紐づいている場合もアカウント停止の原因となります。
Facebookの広告には、ユーザーがクリックした際に表示させるLPを紐づけることが出来、このLPの内容が不適切である場合も、アカウント自体が停止される可能性があります。
広告同様、LPの内容も事前に確認しておくことが重要です。
3, 不正確なFacebookピクセルが設定されている場合
「Facebookピクセル」とは、ウェブサイトに設置することで、Facebook広告の効果測定やターゲティング、リターゲティングなどを行うことが出来るようになるコードを指します。
このピクセルは、ウェブサイトを構築しているコードに埋め込むことで、ユーザーのサイト訪問やコンバージョンイベント(購入、リード獲得など)を追跡する役割があります。
しかし、このFacebookピクセルのコーディングが誤った内容だった場合、不正確なデータ収集とみなされ、Facebook広告アカウント自体が停止されてしまう場合があります。
4, 過剰な編集や変更
広告設定や予算、ターゲティングを頻繁かつ大幅に変更すると、Facebookのシステムが不正利用やスパム行為と誤認識し、アカウント自体が停止されることがあります。
設定や予算の変更は、適切な頻度で計画性を持って行うようにしましょう。
5, 唐突の予算増加
予算が唐突かつ大幅に追加された場合も、アカウント停止の対象となる場合があります。
急激に今までの傾向を外れた予算増加を行うと、Facebookは運用上の問題や不正行為があると判断し、アカウントを停止することがあります。
変則的な予算増加は避け、広告設定や編集と同様に段階的かつ計画性を持って行うようにしましょう。
6, 支払い情報の問題
クレジットカード情報が古い、無効、上限に達している場合や、支払いに関するトラブルがあると、アカウントが一時停止されることがあります。
定期的に支払い情報を確認し、登録内容や残高等に問題が発生した場合は速やかに対応する必要があるでしょう。
ルールに沿って運用すれば問題は無い
今回は、Facebookアカウントや広告を停止する方法、そしてアカウントが停止されてしまうケースについてご紹介しました。
様々なケースについてご紹介しましたが、基本的にはルールを遵守していれば運用において問題は起こりません。
運用前にポリシーやルール等を確認し、トラブルが起こらないよう細心の注意を払うことが大切です。