「LINE広告のターゲティングについて理解したい。」
「LINE広告のターゲティングは複雑で分かりにくい。」
LINE広告の出稿を検討している方の中には、このように感じている方も少なくないのではないでしょうか?
日本国内だけでも約9000万人が利用しているLINEで配信する広告には、配信精度を高く保つために多くのターゲティング設定項目が用意されています。
そこで今回は、LINE広告の出稿を検討している方向けに、 LINE広告のターゲティングについて詳しく解説していきます。
目次
ターゲティングとは?
まず初めに、「ターゲティング」について簡単にご説明します。
「ターゲティング」とは、出稿した広告を顧客としてのより価値が高いユーザーに対して配信するための設定で、年齢や性別、地域などを指定して配信先を限定することが出来る機能です。
「ターゲティング」を行うことで、広告の費用対効果を大幅に上げることが出来るため、実際に広告を出稿する前に管理画面でターゲティングを設定するステップが非常に重要になります。
ターゲティングの種類について
Line広告では、以下の3つのターゲティングの種類が用意されています。
- オーディエンスセグメント配信
- オーディエンス配信
- 類似オーディエンス
以下、それぞれについて詳しく解説していきます。
オーディエンスセグメント配信
オーディエンスセグメント配信は、最もシンプルなターゲティングで、ユーザーの基本的な特徴からターゲットを絞ることが出来ます。
オーディエンスセグメント配信のセグメントには、以下のような項目があります。
- 国
- 地域
- 性別
- 年齢
- OS(デバイスのバージョン)
- 詳細ターゲティング
国、地域、性別、年齢、OS(デバイスのバージョン)の項目は、内容もシンプルで簡単に設定することが出来ますが、「詳細ターゲティング」に関しては少し内容が複雑になっています。
「詳細ターゲティング」では、下記のように「興味・関心」、「行動」、「属性」、「購買意向」の中からさらにターゲットを絞ることが出来、それぞれの項目に複数の詳細設定が用意されています。
オーディエンス配信
「オーディエンス配信」とは、ウェブサイトやオンラインサービス上でユーザーが残した行動履歴データを元にターゲットを作成し、配信先として指定することが出来る機能です。
例としては、ウェブサイトへの訪問履歴や商品購入履歴などがあり、それらの情報を参考に、過去にすでに接点のあるユーザーに対してターゲティングを設定することが出来ます。
設定方法は簡単で、先ほど設定したオーディエンスセグメント配信の下の「オーディエンス」から設定することが出来ます。
初めての場合は、「オーディエンス作成」を選択し、下記の画面へ移動します。
「オーディエンス配信」では、上記画像のように9つの項目から行動履歴や顧客情報を反映させることで、それぞれの設定に沿ったターゲット設定が出来るようになっています。
しかし、下から3番目の「類似オーディエンス」については少し異なる特徴を持つので、次の見出しで解説します。
類似オーディエンス
「類似オーディエンス」は、一つ前でご紹介した「オーディエンス作成」から選択することが出来、特定のオーディエンス設定で指定したターゲットユーザーと「類似した特徴を持つ新規ユーザー」をターゲットとして設定出来ます。
例えば、「オーディエンス配信」で「ウェブサイトへ訪問履歴があったユーザー」をターゲットとして設定していた場合、類似オーディエンスの「ソースオーディエンス」として「ウェブサイトへ訪問履歴があったユーザー」を選択することで、「ウェブサイトへ訪問履歴があったユーザー」の特徴と似たユーザー情報(年齢や性別、興味/関心など)を持つアカウントを新規のターゲットとして設定します。
また、類似オーディエンスでの設定は、「類似度合い」を1%〜15%で設定することが出来ます。
これは、類似オーディエンスの中でもどの程度類似しているユーザーに広告を配信するのかを設定する機能で、1%に近づくほど、類似度が向上していきます。(下記画像参照)
ターゲット設定をする際の注意点
次に、Line広告におけるターゲット設定時のポイントについてご紹介します。
LINE広告のターゲティングは選択項目が多い分、正しく設定することで大きな効果を生むことが出来ますが、適当に設定しても費用対効果を高めることは出来ません。
本項目では、LINE広告のターゲティングにおけるポイントを3つに厳選しました。
ターゲットの絞りすぎに注意する
LINE広告のターゲティングは、選択項目が豊富であるため、ついつい細かく設定してしまいがちです。
しかし、あまりにもターゲットを絞りすぎると広告がリーチするユーザー数が減少し、広告の効果が限定されてしまう可能性があります。
ターゲティング設定をする際は、極度にリーチ数が少なくなりすぎないように注意しましょう。
複数のターゲティング設定を組み合わせる
前述した通り、LINE広告のターゲティングには3つの種類が用意されています。
これらのターゲティング設定が3分割されているのには理由があり、適切に組み合わせることで広告の効果を高めることが出来ます。
オーディエンスセグメント配信やオーディエンス配信でターゲットの基盤を作り、類似オーディエンスで類似した特徴を持つ新規ユーザーをターゲットに設定するなどの方法で、効率的に運用することがポイントです。
正確な情報を設定する
正確な情報を設定することも、案外見落としがちな重要なポイントです。
項目の中から選択するものは問題ありませんが、オーディエンス配信などでURLやファイルのアップロードが必要な作業では、情報を正確に反映させなければターゲット設定が出来なくなってしまいます。
各内容を保存する前に、しっかりと内容をチェックするようにしましょう。
まずは配信してみよう
今回は、LINE広告のターゲティングについて、その種類や設定時のポイントなどについてご紹介しました。
LINE広告は、LINEをはじめ、日本人が利用する多くのサービスプラットフォームに出稿することが出来ため、正しく運用すればほぼ確実に利益を得ることが出来ます。
皆様が今回の内容を通して適切なターゲット設定が出来るようになれば幸いです。