「LINE広告の配信に必要な費用が知りたい。」
「LINE広告でどれくらいの費用をかければ成果が出るのかを知りたい。」
LINE広告の運用を検討している方の中には、このような感情を抱いている方もいるのではないでしょうか?
SNS広告は、媒体やプラットフォームによって費用が異なるため、それぞれの場面でどの程度の広告費が必要になるのかを把握しておくことは非常に重要です。
今回は、LINE広告の費用について知りたい方向けに、広告費の仕組みや計算方法についてご紹介します。
目次
LINE広告の費用は数万円〜数十万円程度
本記事をご覧の皆様は、LINE広告の費用についてどの程度かかるのかを手っ取り早く知りたい方が多いと思うので、あえて先に結論をお伝えします。
結論、LINE広告の費用の幅は非常に広く、広告主の組織規模や扱う商品によって大きく運用費が異なります。
そのため、一概に運用費をお伝えすることは出来ませんが、広告運用を通して理想の成果を得るためには、最低でも一桁万円は必要と言えます。
理由はシンプルで、ある程度の予算をかけなければ、広告表示の競争において不利になってしまったり、広告における十分なデータが収集される前に配信がストップしてしまうからです。
つまり、LINE広告において十分な成果を獲得するためには、適切な配信を行うためのデータ収集や他社との競争において有利になる必要があるため、最低でも数万円程度の予算が必要になるということです。
LINE広告の費用が決定する仕組みについて
では、そんなLINE広告の運用費はどのようにして決められているのでしょうか?
結論から述べると、LINE広告の運用費用は主に以下の三つの課金方式によって決まっています。
- クリック課金方式
- インプレッション課金方式
- 友達の追加数に比例する課金方式
本項目では、各課金方式についてご紹介します。
クリック課金方式
一つ目は、「クリック課金方式」です。
クリック課金方式は、広告がクリックされた回数に比例して費用が発生する課金方式です。
広告を表示させるだけでは費用が一切かからないので、ユーザーからのクリックを多く獲得したい場合に適した課金方式と言えます。
インプレッション課金方式
二つ目は、「インプレッション課金方式」です。
インプレッション課金方式は、広告の表示回数に応じて費用が発生する課金方式です。
広告の目的として、「より多くの人に見てもらいたい」場合に適切な課金方式で、クリック数などは費用に一切影響しません。
友達の追加数に比例する課金方式
三つ目は、「友達の追加数に比例して費用がかかる課金方式」です。
LINE広告には、広告からLINEアカウントの友達追加を促す広告形態が存在します。
これを「友だち追加広告」と呼び、企業やお店の公式アカウントなどをユーザーに新規追加させたい場合などに利用します。
この場合は、広告のクリック数やインプレッション数に関わらず、広告を通して友達追加されたユーザー数に比例して費用がかかる仕組みになっています。
管理画面での入札方法について
LINE広告には、入札方法が2種類存在します。
「入札」とは、広告主が広告を掲載するために、LINE広告内のオークションに参加して表示権利を競い合うことを指します。
入札単価によって、広告の表示優先順位が決まり、あまりに入札単価の値が低い場合は広告表示権を得にくくなってしまいます。
本項目では、LINE広告の2種類の入札方法についてご紹介します。
自動入札
一つ目は「自動入札」です。
結論から述べると、LINE広告においての入札方法は自動入札を選択する方が一般的で、より的確な予算運用をサポートしてくれます。
自動入札により、最も効率の良い形で入札単価が設定され、全体の広告費用も最大限抑えることが出来ます。
手動入札
二つ目は、「手動入札」です。
手動入札は自動入札とは対象的で、広告の入札単価を自身で自由に設定することが出来ます。
手動入札では入札単価を自由に定めることが出来るというメリットがある反面、広告表示オークションにて無駄なお金を費やしてしまうリスクもあります。
必要な予算の計算方法について
次に、LINE広告の運用にかかる費用を計算する方法を2つの例でご紹介します。
今回ご紹介する内容は、LINE広告に限らず多くの広告運用に共通して利用出来る考え方なので、是非参考にしてみてください。
インプレッション数から逆算する方法
一つ目は、インプレッション数から計算する方法です。
インプレッション数から計算する方法は非常にシンプルで、「広告を見て欲しい人数 × インプレッションにかかる費用」という計算式で導き出すことが出来ます。
インプレッションにかかる費用は1,000回の表示あたりおよそ500円〜1,000円程度と言われています。
つまり、配信した広告を10万人に見てもらいたい場合は、500円(1,000回の表示あたりの費用) × 100(100,000 ÷ 1,000) = 50,000円が必要になるということです。
しかし実際は、表示回数 = ユーザーによる閲覧数ではないので、計算内容は少し異なるかもしれません。
目標売上から計算する方法
二つ目は、目標売上から計算する方法です。
今回の場合は、一つ目の計算より少し複雑な計算方法になります。
例えば、AさんがLINE広告の運用での売上目標を10万円に設定していたとして、それに加えて以下の条件で広告を運用していたとします。
- 商品一つあたりの価格が4,000円
- クリック単価が100円
- LP(ランディングページ)からの成約率が2%
- 広告のクリック率が5%
上記の条件の場合、AさんがLINE広告の運用を通して100,000円の売上を得るには以下のような計算式/手順になります。
- 売らなければならない商品の数は、100,000(売上目標) ÷ 4,000(商品一つあたりの価格) = 25個
- LPに誘導しなければならないユーザー数は、25(成約数) × 50(LPからの成約率が2%であるため) = 1250人
- LPに誘導するユーザー数 = 広告のクリック数なので、広告の目標クリック数は1250回
- クリック数から逆算した場合の広告運用費は、1250(広告のクリック回数) × 100円(クリック単価) = 125,000円
つまり、AさんがLINE広告運用を通して10万円の売上を得たい場合は、125,000円の広告費用をかける必要があるということが分かります。
今回の内容も、あくまで仮設定であるため、実際の広告のクリック率やLPからの成約率も状況や場合によって変化するでしょう。
- 1インプレッションあたりの費用 = 0.5円〜1円
- 1クリックあたりの費用 = 50円-150円
支払い方法について
最後に、LINE広告費用の支払い方法と決済のタイミングについてご紹介します。
LINE広告の支払いは基本的にクレジットカード
LINE広告の支払いは、原則クレジットカードでの支払いになります。
使用出来るクレジットカードは、以下の通りです。
- VISA
- JCB
- Mastercard
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
決済のタイミングについて
LINE広告の決済は自動決済と手動決済の2パターン用意されており、それぞれ決済のタイミングが異なります。
自動決済は、最後の決済が行われてから20日以内に、LINE社が定めた金額に達しない場合に自動で決済が行われる仕組みです。
一方手動決済は、管理画面から自身で支払いを行う方法で、以下のステップで支払いを行うことが出来ます。
- メニューから「請求と支払い」を選択
- 請求先名を選択
- 「今すぐ支払う」を選択
まずは少額から始めてみよう
今回は、LINE広告の費用について、課金方式や計算方法についてご紹介しました。
本記事を読んで、自身の出稿条件や目標をもとに、必要な費用について考える方法が理解出来たかと思います。
しかし、あくまで今回の内容は一般的な場合に過ぎないので、実際に少額で運用をスタートしてみて費用の感覚を理解することも重要です。
LINE広告は一日あたり1,000円からでも運用出来るので、是非一度試しに運用を始めてみてください。