「LINE広告には、他のSNS広告と比較してどのような特徴があるのだろう?」
『LINE広告の費用対効果は高いのだろうか?」
LINE広告を検討している方の中には、このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?
SNS広告は、それぞれのプラットフォームによって強みや特徴が異なり、広告主はそれらの内容を理解しておくことが非常に重要です。
そこで今回は、LINE広告の特徴について、項目ごとに他のSNS広告と比較しながらご紹介します。
LINE広告とは?
LINE広告の概要について簡潔にご紹介します。
LINE広告とは、日本をはじめとするアジア地域で人気のあるトークアプリ「LINE」上で展開されるデジタル広告を差します。
トークアプリの「LINE」上ではもちろん、その他のLINEが提携している多くのサービスアプリ上でも広告が配信されます。
例としては、「LINE MUSIC」や「LINE BLOG」などをはじめ、その他LINE広告が提携している「クックパッド」や「おしゃれ天気」などが挙げられ、それらのプラットフォーム上にも広告が配信される仕組みになっています。
これらのプラットフォームで配信される広告は全てLINE広告の管理画面上でコントロールすることが出来ますが、細かいプラットフォームの指定などはすべて運営の自動設定に任せる仕様になっています。
また、LINE広告を含むSNS広告全体について詳しく知りたい方は、「【SNS広告の効果とは?】メリットや活用事例、広告戦略を徹底解説」にて詳しく解説しているので、是非こちらもご覧ください。
LINE広告の特徴について
本項目では、LINE広告の特徴について、以下の項目に分けてご紹介します。
- ユーザー数
- ターゲティング
- フォーマット
- 分析機能
- 運用費
ユーザー数
まずは、ユーザー数についてご紹介します。
ユーザー数とは、各SNSプラットフォームにおいてどのくらいの規模のユーザーが存在するのかを表す数値であり、SNS広告を配信する身としてしっかりと頭に入れておくべきデータと言えます。
下記は、それぞれのSNSにおける国内の月間アクティブユーザー数です。
- LINE : 9,400万人
- Twitter : 4,500万人
- Instagram : 3,300万人
- Facebook : 2,600万人
- TikTok : 950万人
上記の表によると、国内におけるSNSの利用者数は、LINEが圧倒的に多いことが分かります。
また、LINEは幅広い年代のユーザーが利用しており、10代や20代のユーザーが過半数を占めるインスタグラムやTikTokとは年齢層の特徴も大きく異なると言えます。
ターゲティング機能
次に、ターゲティング機能についてご紹介します。
ターゲティング設定とは、ユーザーの情報や特徴をもとに広告を配信する対象を絞り込む機能を指し、広告運用の費用対効果を高めるために必要不可欠な機能といえます。
筆者が調査したところ、下記の各SNSプラットフォームおける広告配信のターゲティングに大きな相違はありませんでした。
- LINE
- TikTok
いずれもターゲティングで設定する項目に大きな差は無く、ユーザーの基本情報やオンライン上での興味/関心に基づいたデータを元にターゲティングを行う仕組みが充実しています。
ただし、各プラットフォームにはそれぞれ異なるSNSの特性があるので、それらを踏まえた上でターゲティング設定を行うことが重要です。
フォーマット
本項目では、各SNSプラットフォームでの広告配信におけるフォーマットについてご紹介します。
フォーマットとは、「広告の形式」を指す言葉で、どのようなスタイルの広告が出稿出来るのかを表す言葉です。
例えば、画像や動画、形、画面に対する大きさなどが要素として挙げられます。
以下、それぞれのSNS広告で出稿出来るフォーマットをまとめました。
- Card
- Square
- Vertical
- Carousel
- 画像+テキスト
- 画像広告
- 動画広告
- スライドショー広告
- カルーセル広告
- インスタントエクスペリエンス広告
- コレクション広告
- ダイナミック広告
- リード獲得広告
- いいね広告
- メッセンジャー誘導広告
- プレイアブル広告
- プロモ広告
- フォロワー獲得広告
- Twitter Amplify
- Twitterテイクオーバー
- Twitterライブ
- ダイナミック商品広告
- コレクション広告
- 起動画面広告
- インフィード広告
- ブランドエフェクト広告
- ブランドオークション広告
- ハッシュタグチャレンジ
分析機能
次に、分析要素についてご紹介します。
分析要素とは、広告の成果をさまざまな数値ベースで確認することが出来る要素のことを指します。
例えば、出稿した広告を何人のユーザーが閲覧したかどうかについては、「インプレッション数」という項目で数値が確認できます。
以下、LINE広告の管理画面で確認出来る主な項目です。
- インプレッション数
- クリック数
- CTR(クリック率)
- CPC(クリック単価)
- CV(コンバージョン)
- CVR(コンバージョン率)
- CPA(コンバージョン単価)
これらは広告管理画面の初期状態で登録されている項目ですが、表示項目を変更することで上記項目以外にもさまざまな項目を選択して追加することが出来ます。
他のSNS広告の分析項目と比較しても、多様な項目から数値ベースで成果を確認することが出来るため、広告運用をするのに一切問題は無いと言えます。
また、Google広告やTwitter広告においては、「アナリティクス」と呼ばれる分析専門ツールがありますが、一般的な広告運用においては各広告管理画面に搭載されているものだけで十分でしょう。
運用費
最後に、各SNS広告の運用費について比較した内容をご紹介します。
広告費を比較するためには、各SNS広告の「インプレッション単価(閲覧に対する費用)」と「クリック単価(クリックごとの費用)」を比較すると分かりやすいでしょう。
以下に、それぞれのCPM(インプレッション1000回あたりの単価)とCPC(クリック単価)をまとめました。
- Line広告:400円〜650円
- Facebook広告:100円〜500円
- Twitter広告:400円〜600円
- TikTok広告:100円〜1000円
- Line広告:40円〜150円
- Facebook広告:100円〜150円
- Twitter広告:40円〜50円
- TikTok広告:30円〜100円
LINE広告は扱いやすい
今回は、他のSNS広告と比較しながら、LINE広告の特徴についてご紹介しました。
本記事を読んで、LINE広告の項目ごとの特徴が理解出来たかと思います。
各SNS広告ごとに、設定方法や管理画面の仕様は異なりますが、その中でもLINE広告は初心者にとっても扱いやすい形となっています。
LINE広告の運用を検討している方が、是非一度管理画面に触れてみるところから始めてみてください。