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【超初心者向け】Yahoo!広告の種類と特徴とは?配信するメリット・デメリットも解説

2023年3月10日

Yahoo広告っていいの?

Yahoo広告ってどのよう種類があるの?
 
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
 
本記事でそのようなお悩みを解決致します。

インターネット広告の中でも、Yahoo広告は多くの企業や店舗に利用されている代表的な広告プラットフォームです。
 
しかし、Yahoo広告には多種多様な広告フォーマットがあり、どのフォーマットをどのような目的で活用すればよいのかが分からない方も多いかと思います。
 
初めてYahoo広告を利用する人にとっては迷いが生じることも少なくありません。
 
本記事では、Yahoo広告の種類と特徴について詳しく解説し、効果的な広告運用に役立てていただくための情報をお伝えしていきます。

Yahoo広告の動向について

まず初めに、Yahoo広告の動向について簡潔にご紹介します。

結論から言うと、Yahoo広告全体の収益は上昇傾向にあり、予約型のディスプレイ広告を除いて他の広告はその売り上げを伸ばしていると言えます。

以下は、2021年度までの過去5年間のYahoo広告全体の収益推移を表したグラフで、2021年度の収益は5年前の2017年度と比較して1000億円弱増加していることがわかります。

Yahoo広告の動向について
(参照:Zホールディングス)

インターネット広告の収益が増加したのはYahooに限った話ではなく、世の中全体でインターネットブームへの拍車がかかっていることによって多くのプラットフォームにおけるネット広告収益が増加していることが予想できます。

Yahoo広告の種類

【超初心者向け】Yahoo!広告の種類と特徴とは?配信するメリット・デメリットも解説
ここからはYahoo広告の種類や詳細について詳しく解説していきます。
 
Yahoo広告には、以下のような種類があります。

リスティング広告

一つ目は「リスティング広告」です。

Yahoo広告におけるリスティング広告とは、Yahooの検索エンジン上で検索が行われた際に、検索結果の上位に表示される文字ベースの広告を指します。

以下は、「広告運用 代行」というキーワードで検索が行われた際に表示される検索結果画面であり、青枠で囲われた部分がリスティング広告です。

リスティング広告

リスティング広告は、広告の左上部分に小さく「スポンサー」と表示されているのがポイントで、この表示によりSEO記事か否かを見分けることが出来ます。
 
リスティング広告は、広告主が入札価格を設定し、キーワードに対して競り合うことで広告の表示順位が決定され、入札価格が高い広告主ほど、より上位に表示されることができます。
 
また、リスティング広告は、ターゲティングの精度が高いことが特徴です。
 
広告主は、表示したい広告をキーワードに関連したカテゴリーや地域、性別、年齢、デバイスなどの条件によって絞り込むことができます。
 
このため、ユーザーにとっても、検索したキーワードに関連した広告が表示されることで、興味を持ってクリックする可能性が高くなります。
 
さらに、リスティング広告は、広告のクリックに対して報酬を支払うクリック報酬型です。
 
クリック報酬型は広告主が設定したキーワードに対して広告がクリックされた場合に、広告掲載料を支払うことで、広告主のリスクを最小限に抑えることができます。
 
リスティング広告は、広告主にとっても、ユーザーにとっても、有益な広告形態であり、効果的な広告運用が可能です。
 
Yahoo広告内のリスティング広告を簡単にまとめると...

・検索エンジン上で検索されたキーワードに関連した広告を表示する
・入札価格を設定し、広告の表示順位が決定される
・ターゲティングの精度が高く、条件によって広告を絞り込むことができる
・広告のクリックに対して報酬を支払うクリック報酬型広告である
・広告主にとっても、ユーザーにとっても、有益な広告形態であり、効果的な広告運用が可能である

 
以上がYahooにおけるリスティング広告の詳細です。

ディスプレイ広告

二つ目は「ディスプレイ広告」です。

ディスプレイ広告とは、Yahoo検索エンジンのトップページに表示される画像もしくは動画ベースの広告を指します。

以下の画像は、Yahoo検索エンジンのトップページ画面であり、青枠で囲われた部分がディスプレイ広告です。

ディスプレイ広告
画像や動画、テキストなどを用いてアピールすることができ、広告主が広告配信する場所や表示タイミングを設定することができ、ターゲット層に合わせた効果的な広信が可能です。
 
また配信した広告の表示頻度やクリック数などのデータを収集し、分析することで、広告の改善や効果測定も行うことができます。
 
ディスプレイ広告は、リスティング広告と異なり、ブランドイメージの向上や認知度の獲得に向けたマーケティングに有効です。YahooニュースやYahooトップページなどの高い訪問数を誇るウェブサイトに配信されるため、広告主にとって有効なマーケティングツールとなっています。
 
 
一方でディスプレイ広告にはデメリットもあります。
 
それは、リスティング広告に比べ、広告の効果測定が難しいという点、コンバージョン(CV)が取りにくいということです。
 
表示される広告がユーザーに不快感を与える場合もあるため、広告主は配信内容やターゲティングを細かく設定するなど様々な配慮する必要があります。
 
最近では、人工知能(AI)を活用したターゲティング手法が注目されており、より効率的で効果的な広告配信が期待されています。
 

ディスプレイ広告の内容を簡単にまとめると...

・ディスプレイ広告は、画像や動画、テキストなどを用いてアピールすることができる広告形態。
・広告主が配信する場所や表示タイミングを設定でき、ターゲット層に合わせた効果的な広告配信が可能。・
・広告の改善や効果測定ができるが、リスティング広告に比べ、効果測定が難しいというデメリットもある。
・AIを活用したターゲティング手法が注目されており、効果的な広告配信が期待されている。

以上がYahooにおけるディスプレイ広告の詳細です。

動画広告

三つ目は「動画広告」です。
 
Yahooの動画広告は、Yahooディスプレイ広告のフォーマットの1つです。
 
Yahoo!JAPANや主要提携サイトに動画広告を掲載し、検索ユーザーや関連コンテンツを見ているユーザーに効果的にアプローチすることができます。
動画広告は、インターネット上で配信される広告の一種で、Yahooニュースなどのコンテンツ上に表示されます。
 
主に15秒から60秒程度の動画を用いて、商品やサービスをアピールすることができ、視聴者の興味を引きつける映像表現やストーリー展開が重要です。
 
また、動画には音声も含まれているため、BGMやナレーションによって商品やサービスの魅力を伝えることができます。
 
Yahoo広告では、動画広告をより効果的に配信するための様々な機能が提供されています。例えば、動画の再生回数や視聴率などのデータをリアルタイムで分析し、広告の改善や最適化を行うことができ、Yahooが保有する広告配信データを活用して、ターゲット層に合わせた広告配信が可能です。
 
ただし、動画広告の制作には動画そもそもを作成するコストや時間がかかるため、広告主にとって負担となる場合もあります。
 
また、動画広告を視聴するユーザーにとっても、再生がスムーズに行われないなどの問題が生じることがあります。
 
最近では、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、動画広告の配信もモバイル優先になっています。
 
Yahoo広告では、スマートフォンなどのモバイル端末に最適化された広告配信も可能です。
 
Yahoo広告内の動画広告について簡単にまとめると...

・Yahooの動画広告は、Yahooディスプレイ広告のフォーマットの1つ
・ディスプレイ広告の配信場所に動画コンテンツが表示される。
・商品やサービスをアピールするために用いられる。
・視聴者が広告をスキップすることもできるため、短く分かりやすい内容が重要である。
・効果測定やターゲティングにより、効率的な広告運用が可能である。

以上がYahooにおける動画広告(ディスプレイ広告の配信面)の詳細です。
 

ショッピング広告

四つ目は「ショッピング広告」です。

ショッピング広告とは、Yahooショッピングのサイトにアクセスした際に表示される広告を指し、商品一覧に混じった形で画面最上列に位置されています。

以下は、Yahooショッピングサイトで「健康グッズ」というキーワードで検索が行われた際に表示される検索結果画面であり、青枠で囲われた部分がショッピング広告です。

ショッピング広告
 
ユーザーが商品を検索すると、商品に関連したショッピング広告が表示され、ユーザーは直接商品を購入することができます。
 
 
ショッピング広告は、以下のような種類があります。

・バナー/テキスト広告
・アイテムマッチ/ストアマッチ
・ソリューションパッケージ
・PRオプション

 
各項目全てが、オークション形式で入札が行われ、入札額が高い広告が優先的に表示されます。
 
また広告主は、入札価格の上限を設定することができ、表示順位は、入札価格だけでなく、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)などの要素も考慮されます。
 
商品に関連するキーワードに出稿するため、ユーザーが商品を探しているときに広告を表示することができるため、1番購入に近い層へダイレクトにアプローチすることができるとても優秀な広告です。

Yahoo広告のショッピング広告についてまとめると...

・Yahoo!ショッピング内に表示される広告で、商品名や価格、商品画像などが表示され、直接商品を購入できる。
・広告主はYahoo!ショッピングに出店し、商品に関連するキーワードを指定して広告を出稿する。
・広告はオークション形式で入札が行われ、入札額が高い広告が優先的に表示される。
・表示順位は入札価格だけでなく、クリック率やコンバージョン率などの要素も考慮される
・ショッピング広告は、広告主にとっては効果的な広告手段の一つであり、ユーザーにとってもショッピングの利便性を高めることができる

以上がYahooにおけるショッピング広告の詳細です。
 

アプリのプロモーション広告

五つ目は「アプリのプロモーション広告」です。

アプリのプロモーション広告とは、Yahooアプリ内に表示される広告で、アプリのダウンロード促進や利用促進などの目的に利用されます。
 
ディスプレイ広告の一種であり、Yahooのモバイルアプリ内に表示される広告で、スポンサー企業のアプリのダウンロードや利用を促進するために利用されます。
 
広告主は、ユーザーに自社のアプリをアピールするために、バナー広告、動画広告、ネイティブ広告などの広告形式を利用することができます。

これらの広告は、企業のアプリのダウンロードや利用を促進することを目的としています。
 
例えば、ある企業がアプリを開発した場合、そのアプリがダウンロードされて利用されることが重要です。
 
アプリプロモーション広告は、そのような企業が自社のアプリをYahooユーザーにアピールする手段として利用されます。
 
Yahooのアプリのプロモーション広告は、複数の形式で提供されています。
 
例えば、広告主は自社のアプリをYahooのアプリ内にプロモーションするために、以下のような広告を掲載することができます。
 

バナー広告:アプリ内の一部に表示される広告バナー
インタースティシャル広告:ユーザーがアプリの画面を移動する際に表示
動画広告:30秒程度の動画広告で、ユーザーにアプリの特徴や使い方を紹介
ネイティブ広告:広告が自然な形でアプリ内に組み込まれており、ユーザーにとって違和感なく自然に閲覧

 
これらの広告は、Yahooユーザーにアプリの存在をアピールすることで、アプリのダウンロードや利用を促進することができます。
 
また、Yahooアプリ内での広告表示によって、企業がターゲットとするユーザー層に直接アプローチすることができます。
以上がYahooにおけるアプリのプロモーション広告の詳細です。
 

Yahoo広告のメリット

【超初心者向け】Yahoo!広告の種類と特徴とは?配信するメリット・デメリットも解説
ここまでご覧いただき、「Yahoo!広告を使ったみたい!」という方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
 
簡単にYahoo広告のメリット、その特徴をまめてみました。
 
 

中年層へのアプローチに適している

Yahoo!JAPANのユーザーは、10代から60代以上まで幅広い年齢層に渡っています。特に30代から50代までの利用者が多く、全体の約40%を占めています。そのため、この年齢層をターゲットにした広告が効果的に配信できることが予想されます。
 
 

男女どちらにもアプローチ可能

Yahoo!JAPANの利用者の男女比はほぼ半々で、男性が約51%、女性が約49%を占めています。このため、男女どちらにも効果的な広告を配信することができます
 
 

ユーザー趣味嗜好・特性別にアプローチ可能

Yahoo!JAPANは、ユーザーの検索履歴や閲覧履歴、利用頻度、趣味・嗜好など、様々な情報を取得しています。そのため、ユーザーに合わせた広告を配信することができ、より的確なターゲティングが可能です。例えば、スポーツや音楽、旅行などの趣味に関連するキーワードを検索しているユーザーには、それらに関連する広告を配信することができます。
 
 

リターゲティングなど高度な広告配信も可能

Yahoo広告は、リターゲティングやダイナミックリターゲティングなど、ユーザーの行動履歴や属性情報を活用した精度の高い広告配信を行うことができます。これにより、効果的な広告配信が可能となります。
 
 
Yahoo広告は、幅広いターゲット層にアプローチすることができるため、多様な企業や業種の広告主にとって魅力的な広告媒体となっています。Yahoo!JAPAN上での広告配信を検討する際には、その特徴を活かした広告戦略の構築
 
 

Yahoo広告のデメリット

【超初心者向け】Yahoo!広告の種類と特徴とは?配信するメリット・デメリットも解説
Yahoo広告は、多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
 
年齢層、性別、ユーザー特性、料金の観点からYahoo広告のデメリットについてまとめます。
 

年齢層のデメリット

Yahoo!JAPANの利用者の年齢層は、
・20代:約10%
・30代:約25%
・40代:約25%
・50代以上:約40%となっています。
つまり、若年層の利用者は少ない傾向にあると言えます。
そのため、若年層に向けた広告はあまり適さないのです。
 

性別のデメリット

Yahoo!JAPANの利用者の男女比は、男性が51.4%、女性が48.6%とほぼ半々です。しかし、男女で興味関心が異なるため、性別によって広告の設定や配信方法を工夫する必要があります。例えば、女性向け商品をターゲットにした広告は、女性利用者が多く集まるコンテンツページに掲載するなどの工夫が必要です。
 
 

ユーザー特性によるデメリット

Yahoo!JAPANの利用者は、主にニュースや天気予報、検索、ショッピングなどの情報収集やオンラインショッピングに利用されます。そのため、Yahoo広告でアプリのダウンロードやSNSでのシェアなどを促すような広告を配信する場合、ユーザーの特性に合わせた工夫が必要になります。例えば、ショッピングに関する広告は、ショッピングページや検索結果ページなど、利用者が購入意欲を高めているページに掲載することが重要です。
 
 

料金のデメリット

Yahoo広告の料金は、Google広告に比べると割高になる傾向があります。例えば、キーワード単価がGoogle広告で100円だとすると、同じキーワード単価でYahoo広告を利用する場合は、110円~120円程度になる場合が多いです。また、Yahoo広告の出稿先が限定的であるため、出稿先が限られることによる露出の制限も考えられます。ただし、Yahoo広告独自のターゲット設定機能や、検索結果ページに掲載される広告の質が高いことから、一定の効果は期待できます。

まとめ

【超初心者向け】Yahoo!広告の種類と特徴とは?配信するメリット・デメリットも解説
本記事では、Yahoo広告の種類と特徴について解説しました。Yahoo広告を活用することで、幅広いユーザーにリーチすることができ、ターゲティングの精度が高いため、より効果的な広告運用が可能となります。また、コストパフォーマンスが高いため、初めてインターネット広告を利用する方でもYahoo広告はお好きな予算に応じて手軽に導入することができます。
 
本記事を参考にYahoo広告の導入を検討してみてください。

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