「企業としてインスタグラムを運用したいけど、適切な方法が分からない。」
「個人のインスタグラム運用と何が違うのだろう?」
企業のインスタグラムアカウントの運用を考えている方の中には、このように感じている方も少なくないのではないでしょうか?
現在、組織の規模に関わらず、企業がインスタグラムを運用することは当たり前になっており、ビジネスやマーケティングという観点からも、SNSの運用は必要不可欠であると言えます。
そこで今回は、企業がインスタグラムを運用することのメリットやフォロワーを増やすコツ、そして成果を最大限に高める方法をご紹介します。
インスタグラムの運用を検討している企業様は、是非本記事の内容を参考にしてみてください。
目次
企業がインスタグラムを運用するメリット
まず初めに、企業がインスタグラムを運用するメリットをご紹介します。
企業がインスタグラムを運用するメリットは数多くありますが、ここでは7つに厳選してご紹介します。
ブランド認知度の向上
一つ目は、ブランド認知度が向上することです。
インスタグラムは多くのユーザーが利用するプラットフォームであり、アカウントを運用することで新しいユーザーに企業としてのブランドを知ってもらうことができます。
また、関連するハッシュタグを利用することで、より多くのユーザーのアカウントにアクセスすることが出来ます。
ターゲット層とのコミュニケーション
二つ目は、ターゲット層とのコミュニケーションがより簡単になる点です。
インスタグラムを運用することで、オンライン上でユーザーからのフィードバックや要望などを定期的に受け取ることが出来るため、ユーザーの声をリアルタイムで受け取ることが出来ます。
また、エンゲージメントやコミュニケーションを図ることで、ターゲット層との信頼関係を築くことが出来、ターゲット層のニーズや興味などに合ったコンテンツを提供することが出来るようになります。
これにより、コンテンツの提供 → フィードバック → 発信内容の改善 という良い循環が生まれます。
商品やサービスの紹介
商品やサービスの紹介をより効果的に行うことが出来ることも、インスタグラム運用のメリットの一つです。
インスタグラムでの発信は、画像や動画などを利用したコンテンツがメインであるため、商品やサービスの魅力をユーザーに直感的に伝えることができます。
また、アカウントを通したエンゲージメントやコミュニケーションを図ることで、商品やサービスに対する関心を高めることも出来ます。
これにより、商品やサービスの販売促進に拍車をかけることが出来るでしょう。
インフルエンサーとのコラボレーション
4つ目は、企業がインスタグラムを活用することで、インフルエンサーとのコラボレーションがより容易になる点です。
企業は、個人よりも信頼度が大きく、かつ大きな予算にも対応しやすいので、既に多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーと比較的容易にコラボレーションすることが出来ます。
インフルエンサーは、自身のアカウントにて企業のコンテンツを投稿することで、ブランドの認知度を高めることが出来、そんな彼らとコラボレーションを行うことで、ブランド認知度の向上や、ターゲット層へのアプローチの促進が期待出来ます。
また、コラボレーションを行うことで、企業に対する信頼が高まる効果もあります。
データ解析によるマーケティング戦略の最適化
5つ目は、インスタグラムを活用することで、マーケティング戦略の最適化を図ることが出来る点です。
インスタグラムでは、データ解析ツールを使用して、アカウントの分析やデータを収集することが可能になっています。
企業は、これらのデータを分析することで、ターゲットの明確化やアプローチ方法の見直しなどを行うことができ、そのノウハウをインスタグラムはもちろん、それ以外の場所でも活かして使用することが出来ます。
イベントやキャンペーンの告知
6つ目は、イベントやキャンペーンの告知がより容易になることです。
インスタグラムなどのSNSは、企業ホームページや広告などと違い、ユーザーが日常的に目を通すツールであるため、イベントやキャンペーンの情報を投稿することで、ターゲット層に向けた情報提供が自然かつ容易に出来ます。
また、イベントやキャンペーンの情報をシェアすることで、新しいユーザーにも情報を提供することが出来る点も大きなメリットです。
売上向上の機会
最後は、企業がインスタグラムを活用することで、売上向上の機会を増加させることが出来る点です。
インスタグラムは、ショッピング機能を利用することで商品の販売を行うことが出来るプラットフォームです。
そのため、企業は、ターゲット層とのコミュニケーションを図ることで、商品/サービスの認知拡大から、情報提供、販売までのフェーズを自然な流れで行うことが出来ると言えます。
企業アカウントがフォロワーを増やすコツ
このように多くのメリットがある企業アカウントの運用ですが、そのアカウントにフォロワーがいなければ、運用している意味がありません。
本項目では、企業アカウントが効率的にフォロワーを増やす方法について、5つのポイントをご紹介します。
ターゲットユーザーを特定する
第一に、ターゲットユーザーを特定することが重要です。
ターゲットユーザーを特定することで、アカウントの運用に合ったコンテンツの提供が出来、適切なマーケティング戦略を構築することができます。
例えば、ターゲットユーザーの年齢や性別などの情報を把握することで、それらの特徴をもったユーザーに沿った配色や言葉遣い、発信などを行うことが出来るようになります。
品質の良いコンテンツを投稿する
質の良いコンテンツを投稿することも、フォロワーを増やすコツとして大切な意識です。
投稿は、アカウント運用の要であるため、投稿の質が高くなければ、企業としての信頼そのものも低下してしまう可能性があります。
しかし、逆に言えば、競合他社よりも質の良いコンテンツを投稿することが出来れば、フォロワーを魅了し、さらなる信頼を得ることも可能と言えます。
また、品質の良いコンテンツを投稿することで、フォロワーからのエンゲージメントを得ることが出来、アカウントの質も向上していくと言えるでしょう。
適切なハッシュタグを使用する
3つ目は、適切なハッシュタグを使用することです。
インスタグラムでは、投稿にハッシュタグを使用することで、関連キーワードを検索したユーザーに表示されやすくなる仕組みが整っています。
これにより、投稿したコンテンツがより多くのユーザーに見られる可能性が高まります。
企業は、自社のブランドや商品に関連するキャッチーなハッシュタグを使用することで、ブランド認知度の向上を図ることが出来ます。
また、他のアカウントが投稿した関連するコンテンツと一緒に表示されることで、新しいユーザーにもアカウントを認知させることが出来ます。
ユーザーとのコミュニケーションを図る
4つ目は、ユーザーとコミュニケーションを図ることです。
ユーザーとのコミュニケーションを図ることで、フォロワーとの信頼関係を高めることが出来、さらにアカウントの価値も上げることが出来ます。
インスタグラムでは、より多くのユーザーとコミュニケーションを取っているアカウントほど、より価値の高いアカウントと判断され、それによって新しいユーザーにもアカウントを発見させやすくすることが出来ます。
また、既存フォロワーとのコミュニケーションにとどまらず、フォロワー以外のユーザーの投稿に対してコメントやいいねなどを行うことで、アカウントの認知度を高めることが出来ます。
プロモーションを行う
インスタグラムアカウントを通してプロモーションを行うことでも、フォロワー数を増加させることが出来ます。
アカウントを通して特別なキャンペーンなどを実施することで、情報拡散や話題のきっかけとなり、新しいユーザーにもアクセスしてもらうことが出来るようになるからです。
話題性と相性が良いプロモーションですが、高頻度で行うと逆効果になることもあるので、注意が必要です。
企業アカウントを開設する前に決めておくべきこと
企業がインスタグラムを運用するメリットやフォロワーを増やすコツなどをご紹介したところで、アカウントの開設についても触れておきます。
企業アカウントは、運用がそこまで難しくない反面、SNS上での企業の顔となるため、闇雲に運用しても期待通りの効果を得ることは出来ません。
運用開始前にはしっかりと準備を行い、方向性も正確に定めておく必要があります。
本項目では、企業がアカウントを開設する際に決めておくべきことについて、3つご紹介します。
ターゲットユーザーの理解/設定
まず初めに、企業アカウントを開設する前に、ターゲットユーザーの理解と設定が重要です。
ターゲットユーザーの情報(年齢や趣味など)を把握することで、アカウントの運用における方針を定めることが出来ます。
企業は、ターゲットユーザーの理解と設定に基づき、アカウントの運用に合わせたコンテンツを投稿することが重要であり、これはアカウントの軸や方向性に大きく影響すると言えます。
ブランドイメージの明確化
ブランドイメージをあらかじめ明確にしておくことも、準備段階の重要な項目の一つです。
前述した内容と似通った部分もありますが、ブランドイメージを明確化することで、アカウントの軸や方向性を明確にすることができ、発信内容のブレなどを防ぐことが出来ます。
また、ブランドイメージの明確化は、全く新しいものを生み出すという意識ではなく、企業として打ち出している広告や、ホームページ、さらには世間的なイメージなども理解した上で設定することが重要です。
運用計画を立てる
3つ目は、運用計画を立てることです。
運用計画とは、投稿のスケジュールやコミュニケーションの取り方、ストーリー発信の頻度などを設定することです。
あらかじめ運用計画を立てておかなければ、スケジュールや他の作業との優先順位と混合してしまいます。
また、運用計画を立てることで、アカウントの運用に合わせたマーケティング戦略を立てることが出来、結果としてアカウントの運用に対する効果を最大化することが出来ます。
企業アカウントの運用でさらなる成果を追求する方法
最後に、アカウント運用の成果をより高める方法についてご紹介します。
インサイトを確認する
第一に、インサイトのチェックが欠かせません。
インサイトとは、アカウントに関連する分析情報を提供する機能です。
インサイトでは、アカウントのフォロワー数、投稿のインプレッション、エンゲージメント、プロフィール訪問数などを調べることが出来ます。
これらの情報を分析することで、アカウントの運用に対する効果を測定した上で、アカウント運用の良い部分や悪い部分を洗い出すことが出来、適切な改善を行うことが出来ます。
複数パターンのハッシュタグ設定を試みる
二つ目は、ハッシュタグの付け方を工夫することです。
前述したように、ハッシュタグは投稿した写真や動画に付けることができるもので、ユーザーが関連キーワードから投稿を検索する際に役立ちます。
しかし、ハッシュタグのキーワードは無限にあり、追加するものによって投稿やアカウントの閲覧数は大きく変化します。
そのため、各投稿に適したハッシュタグの設定が重要であり、何回かのパターンに分けてエンゲージメントを比較することが重要です。
投稿の質を上げる
これに関しては言うまでもありませんが、投稿の質を上げることもより高い成果を追求するために必要な手段です。
現在、インスタグラムを運用する企業は数多く存在し、その分投稿の質の競争も激しくなっています。
デザイン知識やコピーライティングを駆使した投稿も多くあり、素人が作った投稿は徐々に目立ちにくくなっているが現状です。
そのため、投稿の質は運用している過程で常に追求するものであり、質が高ければ高いほど良いと言えます。
ただ、質の追求を過度に行うが故に、アカウント全体の統一感が無くなってしまうと、見栄えが悪くなってしまうので、注意が必要です。
まずは運用してみよう
ここまで、インスタグラムの企業アカウントにおける運用のメリットやコツについて説明してきました。
ここまで読んでいただいた方は、インスタグラムの運用の準備段階からアカウントの質を高める手段まで理解出来たかと思います。
しかし、実際に運用してみると、新しい問題や課題も明確になってくるため、ある程度の準備が整ったらまずは運用を開始してみることが大切です。
また、インスタグラムのアカウントを成長させるコツについては、【徹底解説】インスタ運用のコツ!アカウントを圧倒的に成長させる方法をご紹介!にてより詳しく解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。