当記事ではTwitterを使った売上の伸ばし方として、根幹となるアカウント設計について解説します。
「どのようなアカウントを作れば成果に結びつくか」をイメージできますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
稼げるTwitterアカウントの作り方1:アカウントの発信対象を決める
Twitterを使った集客を行う際、最初に確立させておきたいのが発信対象となる人物像です。
ここでは、下記2つの重要ポイントを説明します。
- ペルソナは具体的に立てる
- 自分で解決できる悩みを持った人を想定する
効果的な集客を行う第一歩なので、ここはしっかり読み込んでください。
①ペルソナは具体的に設定する
「ペルソナ」はマーケティング用語の一つです。
自社の商品やサービスを利用すべき架空のユーザー像を考えることを「ペルソナを立てる(設定する)」といいます。
闇雲に発信して集客するのは難しいので、ペルソナはできるだけ具体的に設定することをおすすめします。
次の例を見てみましょう。
ペルソナA
30代、男性、会社員、妻子持ち
ペルソナB
35歳、男性、食品メーカー勤務、同い年で専業主婦の妻と3歳の息子、趣味は映画鑑賞、悩みは運動不足と軽度の肥満、etc...
Aに該当する人は、数は多いですが悩みや課題を絞り切れません。Bは数こそ少ないですが、具体的な分、お困りごとが明確です。
大事なのは、たった一人に向けた発信を意識することです。ピンポイントで課題解決ができると、数は少なくても見込みの可能性が高くなり、効果的な集客が可能です。
②自分で解決できる悩みを持った人を想定する
ペルソナを立てる際の課題設定に悩む方は、下記のいずれかを対象にするとよいでしょう。
- 以前の自分と同じ悩みを持っている人
- 自社の商品やサービスを必要としている人
- 自分の経験によって課題を解決できる人
稼げるTwitterアカウントの作り方2:アカウントのキャラクター像を確立する
ターゲット像が決まったら、次はアカウントの「キャラ付け」を考えます。
第一に考えるべきは、ターゲットとなる人物がどのようなキャラクターを求めているかという点です。
下記の4つに分けて説明します。
- 生産型
- 美化型
- 論理型
- 共感型
①生産型
ズバッと言いたいことを言い切る、カリスマ性の高いキャラクタータイプです。このタイプのアカウントは、自分で何かを生み出していく特徴があります。
②美化型
感情や情熱に溢れたタイプです。フォロワーを積極的に鼓舞したり、励ましたりする言動が多いです。
③論理型
美化型とは対照的に、とにかくロジカルで、理詰めの発信を行うタイプです。正論ばかり言うので嫌われがちですが、筋を通せば一定の層からは堅い支持を得られます。 論理的で一貫性のある発信ができる方におすすめです。
④共感型
論理型のように強く発信するのではなく、「○○は××だよね」とフォロワーの共感を誘うタイプです。多少自分を出すのが苦手なタイプでも運用しやすいのが特徴で、初心者におすすめです。
いずれも自分の性格や考え方と乖離し過ぎると演じている感が出てしまうので、バランスに注意しましょう。
稼げるTwitterアカウントの作り方3発信軸を決める発信軸とは、何をどのように届けるかなど、ツイートの方向性を指します。発信軸が定まることで、何を発信したらよいかで悩むことは少なくなります。
たとえば下記のように、自分は何者で、フォロワーにどのような情報提供するかを意識しましょう。
- 営業経験者が営業ノウハウや人間心理についてツイートする
- 元銀行員がマネーリテラシーが向上するツイートをする
営業ノウハウを発信するアカウントのはずなのに、ある日突然格闘技に関するツイートしかしなくなると、一貫性がないとみなされ、信頼を失ってフォローを外されてしまいます。
発信軸は後述のプロフィール作りにおいても重要なポイントになりますので、ブレは最小限に抑えましょう。
稼げるTwitterアカウントの作り方4:競合アカウントの調査と差別化を行う
Twitterにおける競合とは、自分と同じようなジャンルや発信軸、キャラクター性を持ったアカウントを指します。
フォロワーの数や層、ターゲット像、発信内容を確認しましょう。
自分のアカウントとの違いを言語化できると、差別化に繋がり、オリジナリの強みで戦えるようになります。
競合リサーチは時間がかかっても入念に行ってください。
稼げるTwitterアカウントの作り方5:プロフィールは入念に作る
ここまでの内容を実践すると、アカウント設計の骨組みが出来上がります。
最後はいよいよプロフィールの作成です。下記4つのポイントに分けて説明します。
- プロフィールの文章は発信軸やキャラクターに合わせて作る
- アイコンはプロに任せるのがおすすめ
- ヘッダー画像は簡潔に
- 固定ツイートは第2のプロフィール
これら4点はお店の看板のようなものです。
Twitterのフォロワーを伸ばすうえで想像以上に重要なので、時間をかけて作成してください。
①プロフィールの文章は発信軸やキャラクターに合わせて作る
プロフィールの文章はいわば「アカウントの説明書」です。160字しか書けないので、簡潔な文章を心がけ、伝えたい情報を目一杯詰め込みましょう。
プロフィールの文章に盛り込むべき要素を解説します。
1. キャッチコピー
「未経験から月○○万稼ぐブロガー」「シングルマザーの悩みを解決しまくる人」など、アカウントを一言で表すキャッチコピーを冒頭に入れると、見る人の興味を引けます。
2. 発信内容
「すぐに実践できるライティングスキルを発信」といった、自分の発信軸に合わせた内容をツイートする旨を伝えましょう。
3. 実績
発信内容に説得力を持たせるための実績を記載します。見る人に頼りたくなる、力になってほしいと思わせるのが重要です。
4. 過去・現在・未来のストーリー
自分の経歴について、過去→現在→未来の順で書いてみましょう。以下の例のように、ネガティブな過去→ポジティブな現在→未来と並べると、見る人に深い印象を与えられます。
「ブラック企業をうつ病で退職→未経験からブログ開始→月収○○万で独立→稼ぐ仲間を増やすためブログスクール運営」
その他、位置情報やURL欄には、運営しているお店のホームページやブログ、ポートフォリオをまとめたページなどのURLを載せておきましょう。
迷ったら1〜4の順番で書いてみてください。
説得力が増すので、実績には数字を積極的に入れましょう。最初は同じ発信軸、キャラクターで伸びているアカウントを参考に作成すればOKです。
②アイコンはプロに任せるのがおすすめ
ふと見つけたアカウントが「いいアイコンだな」と思ったとき、自然とプロフィールまでアクセスした経験はありませんか?
アイコンはアカウントの印象を決める重要な要素です。実写アイコンであれば、服装や身だしなみを整えたうえで、できるだけプロに撮影してもらいましょう。
顔出しが難しい場合は、イラスト系のアイコンがおすすめです。ココナラなどでプロまたはセミプロのイラストレーターに依頼し、クオリティの高いアイコンを作ってもらいましょう。
反対に、フリー素材、清潔感や明るさを感じない写真、風景写真などは、見る人の印象を悪くするか、最悪関心を持たれないので注意が必要です。
③ヘッダー画像は簡潔に
ヘッダーはあまり見られないので、加点されるものではありません。Canvaなどの無料画像作成ツールで、自身の肩書や実績などをまとめた簡潔なものを作りましょう。
④固定ツイートは第2のプロフィール
固定ツイートは第2のプロフィールとして活用できます。
何度も見られるので、以下を参考に渾身のツイートを作成し、自身の価値を理解してもらいましょう。
- 無料教材配信などのプレゼント企画
- プロフィールに書き切れなかった自己紹介
- 自分のお店やビジネスの説明
- バズったツイート
これらは一例なので、他にどうしても伝えたい内容があればそちらを優先してください。
まとめ
当記事ではTwitterの伸ばし方の一つである、稼ぎやすいアカウント設計について解説しました。
Twitterをビジネスに活用する場合、アカウントの作り込みがどれほど重要か、ご理解いただけたかと思います。
軸とターゲットをしっかり定めて、効果的なTwitter運用をしていきましょう。