LINEは、ビジネスにおいても広く利用されているメッセージングアプリです。
またLINEは、日本において8,700万人を超える利用者がおり、若年層から中高年層まで幅広い層に普及しています。そのため、社会基盤の機能を支えるインフラの一つとして注目されています。ビジネスの現場でも活用され、今後ますます普及していくことが予想されています。
特に、LINE公式アカウントを利用することで、顧客とのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
しかし、顧客とのコミュニケーションの量が多くなると、手作業での管理が困難になってしまいます。
そこで、「Lステップ」が注目を集めています。
本記事では、「Lステップ」を運用するための基礎知識や、導入するべきおすすめの業種、プラン別の違いについて解説していきます。
目次
Lステップとは
参照:Lステップ公式ブログ
「Lステップ」とは、LINE公式アカウントと連携することで、顧客とのコミュニケーション履歴やプロフィール情報を自動的に取り込み、マーケティング施策の立案や顧客対応の改善などに活用することができるツールです。
LINE公式アカウントでの顧客のトーク履歴やプロフィール情報を自動的にCRMツールに取り込むことができます。さらに、「Lステップ」は、顧客とのトーク履歴を解析して、顧客の傾向や好みを把握し、それを基にマーケティング施策の立案や顧客対応の改善を行うことができるツールです。
Lステップの運用方法
「Lステップ」を運用するには、以下のような手順が必要です。
2.「Lステップ」を連携させる。
3.顧客とのトーク履歴を自動取得し、CRMツールに蓄積する。
4.解析機能を用いて顧客の傾向や好みを把握する。
5.取得した情報を基に、マーケティング施策の立案や顧客対応の改善を行う。
「Lステップ」の運用は、基本的にはCRMツールを利用した顧客管理に加え、マーケティング戦略の改善に活用されます。
具体的には、以下のような活用方法が考えられます。
新商品の情報やキャンペーン情報を、顧客の属性や傾向に合わせて配信する
顧客からの問い合わせに迅速かつ的確に対応する
サービス改善のために、顧客からのフィードバック(アンケート)を取得する
Lステップを導入するおすすめの業種
「Lステップ」は、顧客とのコミュニケーションが多い業種において特に有効です。具体的には、以下のような業種が挙げられます。
小売業やEC事業者
小売業やEC事業者がLステップを導入することで、以下のようなメリットがあります。
・顧客のニーズ把握と分析が可能となり、ターゲティングしたマーケティング施策が実施可能
・顧客対応やマーケティング施策のオペレーションを効率化することができる
小売業やEC事業者がLステップを活用することで、小売業やEC事業者は顧客との信頼関係を構築を自動かすることができ、販促にも繋げやすいです。
旅行業やホテル業
旅行業やホテル業がLステップを導入することで、以下のようなメリットがあります。
・顧客の予約状況や問い合わせ内容を把握し、リアルタイムに対応することができる
・顧客対応やマーケティング施策のオペレーションを効率化することができる
・顧客情報を活用して、よりターゲティングしたマーケティング施策を実施することができる
・ホテルや旅館などの宿泊施設であれば、宿泊予約やチェックアウトの案内、滞在中のサポートなどにLステップを活用することができる
Lステップは、旅行業やホテル業においても非常に有用なツールです。顧客対応やマーケティング施策を自動効率化することで、業務効率化が期待できます。
飲食店
飲食店がLステップを導入することで、以下のようなメリットがあります。
・営業時間や定休日などの情報を効率良く提供することができる
・お得なクーポン情報を配信して、顧客のリピート率の向上に繋げられる
Lステップは、飲食店にとって非常に有用なツールです・顧客とのコミュニケーションを強化することで、顧客満足度の向上やリピート率の向上につながります。
新メニューの情報や営業時間、クーポン情報を提供することで、顧客により価値あるサービスを提供することができ、顧客の声に対して迅速かつ適切な対応を行うことで、顧客満足度の向上にもつながります。
医療業界
医療業界がLステップを導入することで、以下のようなメリットがあります。
・カルテ管理が楽になる。患者の情報を一元管理することができ、カルテの紛失や管理の手間を軽減することができます。
・予約状況や待ち時間の確認が楽になる。予約状況や待ち時間の情報を提供することで、患者の不便を解消することができます。
・医療情報の提供が可能となる。健康情報や病気の情報など、医療に関する情報を提供することができ、患者の健康状態の向上につながります。
・患者満足度の向上につながる。患者とのスムーズなコミュニケーションや便利なサービス提供を行うことができ、患者満足度の向上につながります。
Lステップは、医療業界においても非常に有用なツールとなります。
患者とのスムーズなコミュニケーションを強化することで、医療機関と患者との信頼関係を構築し、患者満足度の向上につながります。
また、カルテ管理の効率化や予約状況の提供により、医療機関の業務効率化も図れます。
Lステップを通じて医療情報の提供を行うことで、患者の健康状態をリアルタイムで把握することができ、より質の高い医療サービスを提供することができます。
不動産業界
不動産業界がLステップを導入するメリットは以下の通りです。
・物件情報やイベント情報などを配信することで、より多くの顧客に最適な情報を届けることができる
・アンケート機能により、顧客のニーズや好みに合わせた物件の提案が可能となり、顧客満足度の向上が期待できる
・顧客の問い合わせや物件の内見情報などをLステップで管理することで、顧客情報を一元管理することができる
・顧客情報や物件情報などを分析し、マーケティング戦略の改善に役立てることができる。
不動産業界がLステップを導入するメリットは、物件情報のスピーディーな配信や、顧客との円滑なコミュニケーションが可能となることに加え、顧客情報の一元管理や分析によるマーケティング戦略の改善が期待できる点が挙げられます。
これらの業種では、顧客とのコミュニケーションが重要な役割を担っています。そのため、「Lステップ」を導入することで、より効率的な顧客管理やマーケティング施策の立案が可能となります。
Lステップのプラン内容と金額
「Lステップ」には、以下のプランが用意されています。
Lステップの料金プランは、月の配信数によって変わります。料金プランの種類は、以下の4つです。
- スタートプラン
- スタンダードプラン
- プロプラン
- 大量送信プラン
ここでは、2023年4月時点での料金プランをご紹介します。
スタートプランは月額2,980円
もっとも費用が安いのが、スタートプランです。配信数は1,000通までと少ないのですが、Lステップの基本的な機能はしっかりと使えます。友だちが少ないうちは、こちらのプランでも十分でしょう。料金の詳細は以下のとおりです。
- 初月利用料金:0円
- スポットコンサル:1回無料
- 活用セミナー無料
- チャットサポート無制限
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):2,980円
- 月配信数:~1,000通
まずはスタートプランで試してみて、必要に応じてプラン変更することをおすすめします。
スタンダードプランは月額21,780円
スタートプランでは配信数が足りない場合は、スタンダードプランがおすすめです。配信数が15,000通までと非常に多く、基本機能にプラスしてリッチメニューやURLクリック測定を含む機能が利用できるようになります。料金の詳細は以下のとおりです。
- 初月利用料金:0円
- スポットコンサル:1回無料
- 活用セミナー無料
- チャットサポート無制限
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):21,780円
- 月配信数:~15,000通
Lステップの成果を細かく計測したい、より利用できるメニューを充実させたい場合は、スタンダードプランを検討してみましょう。
プロプランは月額32,780円
Lステップの機能を余すことなく活用したい方には、プロプランが向いています。配信数がより増えることに加え、充実した分析機能やスタッフ権限設定、アクション管理などの機能が使えるようになります。料金の詳細は以下のとおりです。
- 初月利用料金:0円
- スポットコンサル:1回無料
- 活用セミナー無料
- チャットサポート無制限
- リッチ画像:無料プレゼント
- 月契約(税込):32,780円
- 月配信数:~45,000通
スタンダードプランに1万円プラスすればすべての機能が使えるようになるため、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。友だちが多い企業や、Lステップでしっかりと成果を出したい企業におすすめです。
大量送信プランは月額87,780円〜197,780円
プロプランでも配信数が足りない場合は、大量送信プランを検討しましょう。すべての機能を使えるうえに、配信数に応じた料金プランが選べます。料金の詳細は以下のとおりです。
- スポットコンサル:1回無料
- リッチ画像:無料プレゼント
- チャットサポート無制限
- 活用セミナー無料
- チャットサポート無制限
- 月契約(税込):87,780~197,780円
- 月配信数:~1,000,000通
大型プロモーションを手掛けている企業、毎月の配信数が多い企業におすすめです。なお、大量送信プランのみ契約時から課金が発生する点に注意しましょう。
Lステップの基本機能一覧
- チャット
- 個別トーク
- シナリオ配信
- 一斉配信
- セグメント配信
- キーワード応答
- テンプレート
- 回答フォーム
- リマインダ配信
- タグ管理
- 友だち情報欄管理
- カスタム検索管理:顧客情報を検索するためのカスタム検索機能
- 予約管理
- アクション管理(スケジュール実行なし)
- データ移行
- 通知機能
- オペレーター機能
各プランには、基本機能としてチャットや個別トーク、シナリオ配信、一斉配信、セグメント配信、キーワード応答、テンプレート、回答フォーム、リマインダ配信、タグ管理、友だち情報欄管理、カスタム検索管理、予約管理、アクション管理(スケジュール実行なし)、データ移行、通知機能、オペレーター機能が備わっています。また、スタンダードプラン・プロプランでは、リッチメニューやURLクリック測定、コンバージョン、サイトスクリプトなどの機能も利用できます。プロプランには、スタッフ権限設定やクロス分析、流入経路分析などの高度な機能が追加されます。
まとめ
本記事では、「Lステップ」の基礎知識や、プランの金額や違い、運用方法、おすすめの業種について解説しました。
「Lステップ」を導入することで、顧客とのコミュニケーションをよりスムーズに進めることができます。
また、顧客の傾向や好みを把握することで、より効果的なマーケティング施策の立案や顧客対応の改善が可能となります。
導入を検討している企業は、自社の業種やニーズに合わせたプランを選択し、適切な運用方法を検討していくことが重要です。
本記事でLステップというツールについて少しでも知識を付けていただけましたら幸いです。
Lステップの導入はこちら
参照:Lステップ公式ブログ
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